思考の連鎖

私たちは考え事をするとき、心の中で言葉を発しています。

自分自身に語り掛けているのですね。

これをコーチングではセルフ・トーク(自己対話)と呼ぶことはご存知のことと思います。

ところが、言葉を使わない思考もあることをご存知の方は少ないかもしれません。

非言語の思考ですね。

 

静かに自己観察してみると、心の中に様々な思いが湧き上がってくるのが実感できます。

それはある時は映像であり、ある時は音情報であり、またある時は衝動や情動であったりします。

私たちはその非言語情報にふさわしい言葉を当てはめます。

そしてさらにその言葉に付随したイメージが喚起され、元の衝動や情動が強化されたり、関連することが連想されたりするわけです。

 

概念(衝動、情動、イメージなど)→言語化する→さらに強化される→関連した思考が連想される→言語→さらに続く

 

大雑把に言うと上記のようなサイクルが心の中で生まれます。

例えば、

怒りが生まれると「腹が立つ」「イライラする」「ムカつく」などと言語化し、それによって怒りが強化されると同時に原因になった人や事物に対する怒り、憎悪、嫉妬などの感情がさらに生まれてきます。

情動が雪だるま式に強化されてしまうわけです。

 

怒りのような強い情動でなくても、ほぼ同じようなサイクルで思考の連鎖が生まれてきます。

このサイクルの中で最もコントロールしやすいのが言葉ですね。

思考にふさわしくない言葉を使うと心の中に葛藤が生まれます。

心の中に生まれた思考と、言葉によって喚起された思考が対立することになるのです。

これも一種の認知的不協和であるといえます。

 

そして対立する思考のどちらかが心の中で支配的なものとなり、この不協和が解消されます。

どちらになるかは臨場感の強さ次第です。

ポジティヴな言葉を意識的に使うと同時に、その言葉の内容に心を集中させることで言葉の臨場感を強くすることができます。

 

このように言葉をうまく使うことで望ましくない思考を止め、より良い肯定的な思考を生み出すことができるようになるのです。

強い情動を打ち消すためにはセルフ・トークのコントロールに習熟する必要があるでしょう。

ですが、心が穏やかなときポジティヴなセルフ・トークを行うことは容易で、また強力に作用します。

 

多忙な毎日の中で、ご自身のマインドと言葉に注意を向ける静かなひと時を持つことは、ゴール達成に欠かせない習慣となるでしょう。

 

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