長い息

昨日は久しぶりに住吉神社をお参りしました。

お参りしていると、幼いころから祖母に連れられてお参りしたことを思い出しました。

この神社の御祭神は住吉大神と神功皇后。

 

この神社の特徴は、縦一列にお社が並んでいること。

奥から第一本宮、第二本宮、第三本宮と並び、第三本宮の隣には神功皇后をお祭りする第四本宮が鎮座しています。

 

住吉大神は底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつおのみこと)の三神をまとめてお呼びする神名です。

海の神様で、海の表面の潮流、中ほどの潮流、海底の潮流の神様だとも言われています。

またオリオン座の三つ星を祭っている、という説もあるそうで、航海の目印になったのかもしれませんね。

縦一列に並ぶお社を見ていると、オリオン座と重なって見え、神秘的な感じがします。

 

ところで、一緒にお祭りされている神功皇后は第14代仲哀天皇の皇后様で、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)という御名です。

息を長くするお姫さま。

呼吸法のことだと思われます。

我が国にも古来から呼吸法が伝えられているのですね。

 

呼吸法と言えば、ヨーガのプラーナヤーマが有名です。

ヨーガにはいったいどれぐらいの呼吸法があるのか知りませんが、指で左右の鼻の孔を抑え、片方の鼻だけで呼吸をしたり、犬のように舌を突き出して、ハァハァと呼吸したり、多くの呼吸法があるようです。

気功や太極拳などではゆったりとした動きと腹式呼吸や逆腹式呼吸で、「気」を体に巡らせます。

 

ヨーガではプラーナ(気)を五つに分類していますが、気功でも五気に分類しているようで、その類似性には興味があります。

ところで、我が国の呼吸法とはどのようなものだったのでしょう?

 

詳しくはわかりません。

しかし、かつて禊や古武道を経験したところから、長く息を吐きだすことが重要視されていたのは確かだと思います。

息長足姫命のお名前がそれを表しているのかもしれませんね。

 

昔の侍は口に葦の茎を口にくわえて稽古した、という話を居合の師範から聞いたことがあります。

鼻で息を吸い込み、口にくわえた葦の茎から細く長く息を吐きだしながら抜刀と切りつけを行います。

葦の茎は現代では細いストローで代用できます。

 

細く長く息を吐くと、気配が消えるだけでなく、疲労の回復や集中力のアップなどが期待できます。

生理学的には横隔膜が大きく上下することで、腹部の血流を促進(腹心還流)し、太陽神経叢を刺激することで副交感神経優位にすることができます。

つまり、リラックスできるということ。

 

侍が剣を交えるときは、極限の緊張状態と言っていいでしょう。

その際でも平常心を保つことができる訓練の一つとして、呼吸法があったのではないかと推測します。

通常の腹式呼吸でも十分にリラックスできますが、苫米地博士はさらに効果の大きな逆腹式呼吸をススメておられます。

 

息を吸うときは、お腹をへこませながら胸いっぱいに吸い込みます。

吐くときはお腹の力を抜きながら、細く長く息を吐きだします。

こうすると、吐くときに胸がしぼみ、お腹が自然に膨れます。

通常の腹式呼吸とは逆の動きになるので、逆腹式呼吸といいます。

 

気功や太極拳などで多用される呼吸法ですが、私は整体で学びました。

整体では深息法と呼ばれていました。

鼻で息を吸い、口から息を吐きだしながらイメージを用います。

気を蓄えるための呼吸法として学びました。

 

ヨーガの呼吸法は強い変性意識状態に入りやすいのですが、複雑な操作を伴うことが多くて独習には危険が伴うことがあります。

吸気、止息、呼気それぞれの長さの比率があったりして、非常に複雑で、慣れないと体を壊す恐れもあります。

逆腹式呼吸は簡単で誰にでも取り組みやすいのでお勧めです。

 

最も安全で簡単な方法が、吐く息を吸う息より長くすること。

鼻から吸って、鼻から吐く。

あるいは鼻から吸って、口から吐く。

この場合、ストローを咥えているとイメージしながら吐くと、細く長く吐くことができます。

 

できれば背筋をまっすぐに伸ばしてやってみてください。

数分で変性意識状態に入ることができます。

コーチングに取り入れる場合は、アファメーションの前に数分呼吸法を行えばいいでしょう。

ヴィジュアライゼーションの前でもいいです。

意識的にリラックスすることを心掛けて、呼吸法を実践してみてください。

夏バテにもいいかもしれません。

 

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