お正月の準備を始めることを「正月事始め」といい、12月13日が事始めの日となるそうです。
私は年中無休の日々が長年続いたので、計画的にお正月の準備を行った記憶がほとんどありません。
もちろん、事業にかかわることはきちんとしておりましたが、我が家のお正月準備はすべて家内任せでした。
おかげさまで今年は、ようやく普通の年の瀬を迎えられ、計画的なお正月の準備もできるようになりました。
それでぼつぼつと大掃除をしています。
屋内は電気掃除機や現代的なクイッ〇〇ワイパーなどを使うのですが、家の周辺は箒を使います。
箒で掃き掃除なんて、本当に久しぶりです。
箒は古くは「ははき」とよばれたそうで、鳥の羽を使っていたようです。
わが国では掃除用具というより、神事に使われていた形跡もあるそうで、箒(ははき)そのものが神様同様大切にされていたのです。
古事記(日本最古の歴史書)には玉箒(たまははき)という記述があります。
この玉というのは人間の霊魂のことで、魂(たま)を祓い清める意義があったのかもしれません。
明・浄・直と言われるように、神道では祓い清めが最重要事であるとされています。
こういったところから日本人の潔癖な民族性が生まれたのでしょうね。
物理空間を掃き清めながら、自分自身の玉(魂、情報空間)も同時に清めると観念する。
お掃除が神事だと考えると、厳粛な気持ちになりますね。
心の中にネガティブな言葉・映像・感情が溜まると、良くないこと(禍事、まがごと)を引き寄せてしまいます。
良い言霊(ことだま、セルフトーク)を心掛け、気持ちのいいお正月を迎えたいと思います。
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