寿ぐ

寿ぐ。

ご承知の通り「ことほぐ」と読みますが、どういう意味があるのでしょう。

広辞苑によると、上代は清音で「ことほく」と読んだそうです。

 

「こと」は言、事を意味し、「ほく」は褒めるという意味があるそうです。

言葉で人や物事を褒めることから転じて、祝うという意味になったようですね。

ポイントは言葉で祝う、祝福するということでしょうか。

 

国見という神事があります。

天皇陛下が国(土地)の形勢を山の頂上など高所から望み見て、言葉でその美しさや特質を褒めることです。

これは農耕儀礼としての神事となりました。

 

大和には 郡山(むらやま)あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立つ立つ 海原は 鷗(かまめ)立つ立つ うまし国そ 蜻蛉島(あきつしま) 大和の国は ー 万葉集巻一の二、舒明天皇御製

 

天皇陛下が大和そして日本を言葉を使って褒めている歌ですね。

我が国では古代から、言葉には不思議な力(言霊、霊力)が備わっていると信じられてきました。

 

それで年の節目であるお正月は、めでたい言葉を使ってお互いに祝福、寿ぐ習慣が出来上がったのですね。

神道、神事にはコーチングの要素がしっかり含まれていたのですね。

お正月やお祝いの時だけでなく、一年中寿ぐ習慣にすればいかがでしょう。

 

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