そのつもり…

夢や理想を現実にする…。

そんなことができるのでしょうか?

 

単に希望的観測で、できるとか可能であるということは簡単です。

しかしそれでは単なるごまかしに過ぎないかもしれません。

 

科学的な理論の裏付け。

これが必要です。

幸いなことに、最新の認知科学は夢や理想を実現するための脳と心の仕組みを明らかにしています。

またそこから、どうすれば夢や理想を実現することができるのかが導き出されました。

 

その方法を端的に言えば、「実感すること」です。

夢や理想は、人の脳や心の中の情報的な存在でしかありません。

それを物理世界で実現するカギが実感することなのです。

 

たとえば「気」の存在。

気はあると思えばある、ないと思えばない、というあいまいなものではありません。

自分の手から気が出ているつもりになっても、「つもり」では実際に気を出すことはできないのです。

 

「気」を肌で感じる。

つまり実感できなければ、気を出したり送ったりすることはできません。

この段階に至って、初めて気を操作できると言えるのです。

 

これはアファメーションやビジュアライゼーションについても同じことが言えるのです。

アファメーションやビジュアライゼーションを実践して、ゴールを達成したつもりになっても、マインドへのインパクトが弱いのです。

ですから現実世界に変化が起きることはないでしょう。

 

現実に変化を起こすには、アファメーションやビジュアライゼーションの内容を「実感する」事が大切です。

とはいうものの、最初から強い体感を感じることができる人はごくまれでしょう。

言葉だけが上滑りして、なかなか実感することができないはずです。

 

大きな夢や理想ほど現実世界と大きく乖離していますから、アファメーションやビジュアライゼーションの内容を実感するには時間がかかるかもしれません。

 

しかしご安心ください。

たとえ最初は言葉だけであっても、アファメーションの効果はあります。

もちろんビジュアライゼーションもそうです。

少しずつマインドに変化が起こり、やがてその内容に強い実感が持てるようになります。

 

コーチングを学ぶはるか昔、私は慈悲の瞑想に取り組んでいました。(今もそうです。)

その頃の私は極度のストレスや他人に対する不信感から、ものすごくイライラしていました。

ちょっとしたことでキレてしまう状態です。

 

こんな状態の私が、他の人や生き物に「幸せでありますように」とで心の中で念じていました。

実感が湧くと思いますか?

本当のことを言いますと、実感が湧くどころかイライラしてさらに怒りが募る始末。

さらにさらに、慈悲の瞑想がうまくいかない自分にも腹を立て、怒りっぽい私がさらに怒りっぽくなったりもしました。

 

ここで私はあきらめたでしょうか?

いえ、私はあきらめませんでした。

毎日千回以上「生きとし生けるものが幸せでありますように」と、呪文のように唱え続けたのです。

 

「生きとし生けるものが幸せでありますように」と千回唱えるのにどれだけの時間がかかると思われますか?

ざっくりと40分くらいです。

これを何週間も、何か月も続けました。

 

そしていつのころからか、慈しみの感情が心の中に湧いてくるのを実感することができるようになりました。

こうなってくると、自然にその感情を喚起してそれに集中することができるようになります。

 

スマナサーラ長老は慈悲の瞑想は、一週間も続ければその効果が実感できます、と指導されたのですが、私の場合はとんでもなく時間がかかりました。

それでも言葉には、それに伴うイメージや感情が結びついているのですね。

少しずつ私の心に変化が現れ、人相まで変わってきたのを実感することができました。

 

アファメーションの場合、どんなに現状から離れていても、自分自身が心から望むことのはずですから、私の慈悲の瞑想の時のような時間はかからないでしょう。

 

とにかく最初は言葉だけが空回りするかもしれません。

しかしそれでもマインドの中では、言葉に伴うイメージや感情が少しずつ育っているのです。

強い実感が伴うまで、根気よく繰り返しましょう。

やがて自分でも驚くほどの変化が起きることでしょう。

 

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