椅子

昔、私は社長の椅子に憧れていたんです。

20代で会社を設立して代表取締役に就任したので、社長の椅子に座ってはいたんですが、全然社長らしくない椅子だったんです。

 

私を含め、私の知人の社長はほとんどが普通の事務用の椅子を愛用?していることが多く、いわゆる社長の椅子のような豪華な椅子を使っておられる方はあまり見たことがありません。

 

というのも、中小企業の経営者はデスクワークより現場や得意先に出かけることが圧倒的に多いからなのです。

豪華な椅子を用意しても宝の持ち腐れになってしまいますからね。

 

出先から疲れて帰ってきて、シンプルな(粗末な?)椅子に腰掛けて休憩していると役員の一人が、もっと豪華な社長らしい椅子にしたらどうですか?と言ってきたことがあります。

ゆっくり寛げる身分の大社長になったらね、と答えて笑った記憶があります。

 

そんなわけで、取引先の人が来られても応接室で応対するだけで、社長室にはあまり入ってもらうことはありませんでした。

 

椅子というのは官職や役職の地位の象徴として使われることがあります。

総理の椅子とか社長の椅子といった具合に。

 

ですから起業するといった夢を持っている人は、豪華な社長の椅子をイメージするかもしれません。

それがダメというわけではありませんが、経営者は実際には全く違ったことをしていることが多いということも知っておかれるといいかもしれません。

多くの社長はデスクワークより、現場(得意先)を飛び回ることが多く、ゆっくりと豪華な椅子で寛ぐ余裕がないようですから。

 

イメージを描く際は具体的な方が臨場感が上がります。

象徴的な映像を描くのも悪くはないですが、より具体的・実際的な部分を知っておくことも必要でしょう。

もちろん最初から知らなくてもいいのですが…。

 

今日は珍しく椅子に座ることが多い日でした。

あるところを所用のため訪れたのですが、要件が済むまで2時間あまり座りっぱなし。

あまり座りごこちのいい椅子でなかったものですから、待っている間椅子に関する考察(妄想?)をしてしまいました。

 

長時間待たされてもイライラせず文句も言うことがなかった私は、ずいぶん忍耐強くなったもんだ、と自画自賛しているところです。

 

忍耐、堪忍は最上の修行である。(ブッダ)

 

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