♪蛍の光、窓の雪〜♫
かつて、唱歌蛍の光は卒業式の定番でした。
最近はどうなのでしょう。
蛍の光は曲はスコットランド民謡、歌詞は明治時代の教育者によって作詞されたそうです。
元は中国の故事による格言、「蛍雪の功」です。
晋の時代、車胤(しゃいん)が蛍の光で、また、孫康(そんこう)が雪の明かりで書を読んだという故事に基づいています。
ここから苦学した成果を、蛍雪の功と呼ぶようになりました。
どうやら、私たちの錯覚はここから始まっているのかもしれません。
多くの人が、苦しさに耐え、努力すべきであると考え、努力と苦労がなければ成功することができないと思っています。
しかし、これは錯覚にすぎないのです。
夜、灯す明かりの油が無く、蛍を捕まえてその明かりで勉強した車胤にとって、それはやりたくてたまらなかったからこそ、そうしたのにすぎないのです。
雪の明かりも同じこと。
勉強したくてたまらなかったからこその、工夫であったはず。
嫌で嫌でたまらなければ、こんな工夫は決してしませんからね。
大変な苦労をしなければならない、というのは勘違いです。
実際に偉大な業績を成し遂げた人、成功者で、苦しさに耐えて努力した人はいません。
調べてみてください。
すべて、自分自身の欲求=want to によって成し遂げています。
他の人が見たら、苦労にしか思えないようなことでも、当人にとっては楽しくてたまらないのです。
成功に、苦労や努力は必要ありません。
いかに興味を持って、楽しみながら行えるかがカギとなります。
want to こそ、すべての出発点。
私たちはどうやら、永い間、間違った思い込みを持っていたようです。
努力しなければ、苦労しなければ。
こういった押し付けに、惑わされてはいけません。
どこまでも、自分自身の自発的なwant to に忠実に進んで行きましょう。
※コーチングのご依頼、ご相談等はこちら
※無料メールマガジンのお申込みはこちら