混ぜるな危険

洗剤の中には「混ぜるな危険」と大きく表示されているものがありますね。

塩素系の洗剤や漂白剤と、酸性の洗剤などをうっかり混ぜてしまうと、猛毒の塩素ガスが発生するのだそうです。

そういえば、確かそんな実験を、中学の理科でやった記憶がボンヤリとあります。

カフェを経営していた頃、新米のスタッフには危険性のある洗剤や漂白剤には触れさせないようにしていましたっけ。

業務用のそれは、なおさら強力ですからね。

 

私がコーチングを学び始めた頃、田島グランドマスターコーチが「混ぜるな危険」と言い出した時は、ちょっとビックリしました。

ええ、もちろん洗剤の話ではなく、コーチングの話です。

 

コーチングを学び、ある程度習熟してくると、様々な心理技法などに興味を持ち、ついついコーチングに応用したくなる人がいるのだとか。

また、苫米地式やタイス式のコーチングの体系とは違う、別なコーチングを混ぜるのも危険なのです。

田島グランドマスターコーチは、その豊かな経験から、私たちの記憶に残るように「混ぜるな危険」と教えてくださったのでしょうね。

 

ところで最近、ちょくちょくカウンセリングとコーチングの違いについて質問を受けることがあります。

私はカウンセリングは門外漢なので、コーチングは未来に働きかけるもので、カウンセリングとは全く違うものなのですよ、としか答えられません。

そこで少しだけ、カウンセリングの入門書を読んでみました。

その本によると、カウンセリングの技術も大きく四つの理論から生まれており、それぞれの理論の基盤ももっとたくさんの学派や理論をもとにしているそうです。

少なくとも三十以上の心理学の学派や理論が存在し、同じ心理学でも全く逆の理論やテクニックを扱っており、カウンセリングの分野でも全く違う理論体系のテクニックを混同することは、非常に危険だとされているのです。

つまり、ある学派で有効とされた理論が、違う学派では否定されるということなのです。

なるほど、人間の心というものは本当に一筋縄ではいかないものですね。

 

コーチングにも様々なスタイル、流派があるようです。

それぞれに有効な体系であることは間違いないのでしょうが、混ぜれば危険だということは、洗剤と同じ。

またテレビなどでトラウマ治療に有効なテクニックとして紹介されたEMDR なども、苫米地博士によるとクライアントによってはかえってトラウマを強化してしまうという副作用の恐れもあるそうです。

ですから誰にでも一つのテクニックを当てはめる、というのも「混ぜるな危険」と同様、問題があると言わざるを得ません。

有名な人間性心理学のA・マズローには、「金槌しか持たない人間には、すべてが釘に見える」という名言があるそうです。

幸い、私が学んだ「パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング」や「苫米地式コーチング」はそれ自体がしっかりとした認知科学の理論をもとに完成度の高い体系となっていますから、混ぜる必要も、一つのテクニックを押し付けるようなこともありません。

クライアント様一人ひとり、また同じ人でもその時々の状況に応じたきめ細かい対応が可能です。

どうかご安心を。

 

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