花まつり

今日、4月8日は「花まつり」。

お釈迦様のお誕生日です。

全国のお寺さんでは、花まつりや灌仏会としてお祝いされていることでしょう。

本当にどうでもいいことなのですが、私の結婚記念日でもあります。

今朝、娘たちが「今日はお釈迦様の誕生日で、お父さんお母さんの結婚記念日やな。おめでとう。」と言ってくれたものですから、思い出しました。

実は、偶然私たちの結婚記念日が4月8日になったというわけではないんです。

つまり意図的に、お釈迦様の誕生日を選んで結婚式を挙げたわけなのです。

なぜかというと、私は17歳の頃からお釈迦様の教えを探し求めていたからなのです。

もちろん、結婚した当時もいろいろ勉強していたわけなのですが、今と違い当時は大乗仏教の経典や書籍ばかりで、なかなか本当のところがわかりませんでした。

ようやくお釈迦様が伝えた教えと瞑想法に出会うのは、42歳になってから。

当時の私は、結婚してもどうせ結婚記念日なんか忘れてしまい、家内に叱られるに決まっているから、いっそお釈迦様の誕生日とされている4月8日に式を挙げてしまおうと考えたのでした。

しかし後に、4月8日は旧暦のことで新暦とは違うということ、さらには南伝仏教では5月ごろに釈尊の生誕・成道・般涅槃を祝う「ウェーサーカ祭」が執り行われることを知り、私にとって4月8日の重要性が少々下がってしまいました。

そんなわけで、子供達に花まつりや結婚記念日のことを聞くまで、コロッと忘れていたのです。(懺悔、私らしくありませんでした。)

お釈迦様がお生まれになってすぐに七歩歩き「天上天下唯我独尊」と言われた、というのは仏教徒には有名な話だと思います。

私は長い間信じていなかったのですが、パーリ聖典にはより詳しいお話が伝わっているのを知り、漢訳経典よりパーリ聖典を学ばなければと思ったことがあります。

「天上天下唯我独尊」というと、お釈迦様が傲慢な人に聞こえてしまいます。

自分だけが尊いなんて自尊心を通り越して、高慢の極みだと思ってしまいます。

実は本来の意味は、ゴール達成の直前のお釈迦様のセルフトーク(自己対話)なのです。

お釈迦様のゴールは、ブッダになること。

そのための修行を気が遠くなるほどの時間をかけて行ってきたが、今回の生涯でゴールを完全に達成するという意味なのですね。

かつて誰も到達したことがないほどの境地に到達しました。

そんな意味も含まれています。

パーリ聖典には、お釈迦様の生の言葉が伝えられていると言われています。

仏教の経典として読むだけでなく、偉大なブッダのセルフトークを知ることもできる貴重な資料だと思います。

セルフトークはその人の自己イメージから生まれ、その人の自己イメージに影響を及ぼすということが知られています。

お釈迦様の教えに触れるということは、お釈迦様の自己イメージを垣間見ることができるかもしれないということ。

こういう観点で、仏教に触れるのも面白いと思います。

お坊様に叱られるかもしれませんが。

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