“徳“という言葉がありますね。

辞書によると、

道を悟った立派な行為。善い行いをする性格。身についた品性。人を感化する人格の力。めぐみ。神仏の加護。利益。もうけ。富。

などの意味があります。

”徳“に当たる英語を調べてみたのですが、ピッタリくるものが見当たりません。

この言葉は東洋的な文化に基づいているからかもしれません。

東洋的な文化といっても幅広く、儒教、道教、仏教その他の宗教や思想によって、”徳“の意味が微妙に違っていたりします。

“積善の家には必ず余慶あり。積不善の家には必ず餘殃あり。”

有名な易経の言葉ですが、善いことを行えば喜び事があり、不善を行えば不幸が起きるという思想は洋の東西を問わず共通しているのではないでしょうか。

英語で言えば“charity”、慈善や慈善行為に当たると思います。

必ずしもぴったりとあっているわけではありませんが、善行為=チャリティーと考えても間違えているわけでもなさそうです。

“徳”から生まれる言葉も多岐にわたり、道徳、美徳、悪徳、人徳、陰徳、有徳、高徳、不徳と言った具合で、多くの場合、“徳”を備えることが望ましいというニュアンスがあります。

ながながと“徳”について語りましたが、それが自尊心(self esteem)と関係があるのではないかと考えたからです。

有徳者、高徳の人には、強くて善い影響力が備わっていると考えられるからです。

それはその人の能力というより、存在価値の部分に属していると思われます。

人格や品性の部分ですね。

高い自尊心を備えた人は自分自身への無意識の信頼が強いので、自分への大きな期待感を持っていますし、大きな夢や理想を掲げる傾向が強いのです。

当然、夢や理想に伴うエフィカシー(self efficacy )も高くなりやすいのですね。

“徳を積む”という表現が東洋にはありますが、積徳の行為は自尊心を大いに高めることに役立つことでしょう。

そして、その行為はマインドの中だけで行っても同じ結果をもたらします。

ヴィジュアライゼーションやアファメーションは、徳を積み、自尊心を高めるためにも大いに使っていただきたいテクニックです。

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