九字を切る

猛暑が続いています。

流石に気力と体力の低下を感じましたので、久しぶりに九字を切って気合いを入れることにしました。

しかしながら、五十肩(六十肩?)であることを忘れていました。

臨、兵、闘、者、………イテテ、皆、陳、(痛)烈、在、前、アビラウンケン、イタタ…。

こんな感じで、いまいち気合を入れることができず、少々鍛錬する必要性を感じた次第です。

九字とは六甲秘呪ともいい、道教や陰陽道、修験道などで使われる秘法です。

ドーマンセーマンという地方もあります。

セーマンはおそらく安倍晴明の晴明紋が訛ったのでしょう(上図、左側)。

いわゆる桔梗紋で、五芒星を空間に刀印(剣印)で描きます。

ドーマンは、安倍晴明のライバルであった蘆屋道満が用いたとされる秘法。

まんま、ドーマンと呼ばれていたようです(上図、右側)。

蘆屋道満は芦屋の道満ということですから、兵庫県の芦屋を拠点にしていたのでしょう。

修験道の山で有名な六甲山がありますね。

醍醐派の修験道では、ドーマンの九字を切った上にセーマンの桔梗紋を重ねて切ります。

アビラウンケンボロンという真言を唱えます。

醍醐派の修験道ではセーマン(桔梗紋、五芒星)は星九字と呼びますが、本当は人形(ひとがた)であるという口伝もあります。

熱心な山伏は、日に千回以上九字を切ると言われています。

剣道の素振りのようなものなのでしょうか?

九字を切る目的は様々ですが、鍛錬の一つとして行われる場合は、もっぱら気を練るために行われます。

プロの気功師が太極拳や五禽の戯といった気功法を長時間行うように、山伏は何回も何回も繰り返し九字を切るようです。

関西は山伏の多い土地柄で、普通のサラリーマンが山伏だったりすることもあります。

そんな普通の?山伏に話を聞いたところ、1日に千回や二千回は九字を切るのだとか。

私も教わってやってみたのですが、千回はできませんでした。

ただ二、三百回目あたりから、体が勝手に動くような感じになってきて、五、六百回目くらいは、割合簡単にできてしまうようです。

今日久しぶりに九字を切って、ある程度気を練る感覚を思い出しました。

五十肩(六十肩?)の具合を見ながら、しばらく九字で気を練って見ようかと思っています。

ただ体を動かさずとも、九字をイメージだけで切ることもできるはずなので、肩の調子によってはイメージだけになるかもしれません。

気力アップには、やはり情報空間の操作が欠かせないようです。

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